人生100年時代をエンジニアとして生きる

人生100年時代と呼ばれる昨今、エンジニアとしてどう生き抜くかをただただ考えます。

テクノロジーのトレンドを知るには?

今、流行りのテクノロジーって何なんだろう?

これを知る目的は様々だと思います。興味・好奇心を満たすため、または知ることにより就職・転職に活かすため、先々を考えると収入のため、などなど。とはいえ、今周りで流行っているものをいち早く知るまたは先取りするにはどうすれば良いのでしょうか?

私自身もこの業界に身を置く上で常々知りたい欲があるのですが一部をご紹介しつつ、皆様から何かコメントを頂ければとても嬉しいです。

テクノロジー大枠のトレンドとは

リサーチをメインとするガートナー社が毎年夏頃?に「ハイプ・サイクル」と呼ばれるものを発表しているのですが昨年夏頃にも2019として発表しております。特定の技術の成熟度、採用度、社会への適用度を曲線で表したものでテクノロジーのトレンドを知るにはうってつけの情報です。2019を見る限りでは世の流れにフィットしているようにAI系が何点か見られ、実際にAI系はここ数年で更に加速していくのか求人(かつ高い給与)で転職の流動化が進んでいる気がします。

その他のところでいうと車関連ひいては自動運転あたりがブームなのでしょうか。実際に自動車業界の転職の流動化も激しいようです。先日発表されたようなトヨタのスマートシティ計画が最たるところで実現化のためにこれに関する技術を有するエンジニアの方は引く手あまたでしょう。

ガートナー、「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2019年」を発表

CNN.co.jp : トヨタ自動車、富士山麓に「スマートシティー」建設へ

資格(+給与)から見るトレンドとは

日系の企業の求人を見ると「○○の資格を取得していることが要件です」というのを良く見かけるのですが実際にそれを元にした年収情報はあまり公開されていない気もします。しかし、海外で米グローバルナレッジが毎年?公表している稼げるIT資格のランキングはリアルな数字を公開しています。

稼げるIT資格はどれ?―米グローバルナレッジが2019年版のトップ15を発表:IT人材ラボ

これを見る限りだとやはり強いのはクラウドですね。ただ、気になったのが GCPAWS はランクインしているもののなぜか Azure がない点。MCSE が入っているところを見ると Microsoft 系が除外されているわけではなさそうなのですが、Azure 系の資格は年収と結びつかないのでしょうか?もしくは資格体系が変わったりとかも関係するのでしょうか?引き続き追いかけたいと思います。(個人的には Azure 推しの為。笑)

その他ではセキュリティ系が強い感じです。日本国内でも明らかにセキュリティエンジニアと呼ばれるエンジニアが不足していることもあり今後の流れとしては前述のクラウドまたは「セキュリティ」を武器にしたエンジニアはかなり重宝されるのではないかと推測します。

プログラミング言語から見るトレンドとは

これは色々な観点から見れると思うのですがメジャーなところでは言語の人気ランキングでしょうか?今までは TIOBE Software の Ratings のランキングを参考にしていたのですが2019年に Github が公表した言語のランキングがあったのでご紹介します。

人気プログラミング言語トップ10【2019版】 | Business Insider Japan

JavaScript、大人気ですね。Node.js をはじめとした昨今の JavaScript 環境の充実ぶりを見る限りでは当面の間は上位を維持しそうです。ちなみに、私個人は PHP 歴が長かったりします。4位で良かった。笑

TIOBE に関しても紹介しますが 2020/01 のランキングでは Java ➡ C ➡ PythonC++C# の順でした。Github のものとは大分違いますねぇ・・・・。

視点を変えて年収ベースで見てみると面白いです。少し記事が古いのですが昨年4月頃のもので Clojure ➡ F# ➡ Go ➡ Scala ➡ Elixir と。1個も触ったことないし!下位を見ると Java があるのですがこれは上位の開発者数の少ない言語は求人で引き抜く為に高い給与を提示する必要があり、このような結果になるよう。そういう意味では Clojure は今後も人気が上がっていくのであれば極めるとワンチャンありとか!?

 

私個人のまとめとして「この辺をやると良いのでは」を挙げておきます。(あくまでも私感です)

 

機械学習は依然アツい?

➡昨今はクラウドの Cognitive 系も精度が高まっているようなのでこの過熱ぶりがどこまで続くか、といったところではありますが、現行求人の給与額の高さを見る限りでは当面続きそうです。Preferred Networks さんをはじめとしたこの手の技術で力のある企業さんも盛んなようですし。

 

資格で言えばやはりクラウドとセキュリティ

AWS をはじめとしたクラウド系の資格は昨今の流れから見て今後も需要は高そうです。Azure や GCP も然りです。セキュリティに関しては資格取得者数の少なさから見るに CISSP が筆頭格になるのでしょうか。それ以外のセキュリティ系資格も国内でのセキュリティエンジニアの不足感を考えると取るに越したことはなさそうですが。

 

言語に関しては1点目の機械学習系なら Python、それ以外なら JavaScriptC#

➡ライブラリやフレームワークが充実しているという意味でもやはり Python が筆頭格でしょうか。レバテックキャリアが発表したランキングで言語別新規案件昨対比は Java が1位だったもののその次に Python が続いていました。機械学習を抜いたところで考えると Github の言語ランキングで1位に経った JavaScript が良さそうです。フレームワークでは定番の jQuery、その他 React / Vue / Angular あたりになるのでしょうか。C# をもう1つで挙げたのは最近 Uno Platform が徐々に過熱していることもあり今後人気が更に上昇するのではないかと踏んだ為です。

 

皆様オススメのトレンドキャッチ術がありましたら是非ご教示下さい!