人生100年時代をエンジニアとして生きる

人生100年時代と呼ばれる昨今、エンジニアとしてどう生き抜くかをただただ考えます。

IT業界で生き抜くためには資格が必要なのか?

IT業界、資格論争はいつの時も。。

SNSやその他媒体を眺めていてもこの手の議論は良く行われているわけなのですが、冷静に見てどうなのでしょうか、この論争。

資格があることで得すること損すること

こんなことを書くこと自体も不毛な話なのかもしれないのですが私なりの持論で。まずは得することをまとめようと思います。

 

SESが主体の企業の場合は有資格であることにより単価が高くなる傾向がある

➡私自身が過去に所属していた企業でネットワークエンジニアの職種の方は実際にそうでした。当時の場合は CCNA / CCNP / CCIE を取得していることで単価の差がそれなりに出ていたかと思います。

➡あとは覚えている限りでは対象の資格を取得していることで月々○円上乗せ、だったり一時金○円といった特典があったりもしました。一般的なところでいう「資格手当」にあたるものだと思いますが、少なくとも現職では存在していません。笑

(特に)IPA系の資格ですがある年次までに取得していることが昇進の条件だったりする

➡当時取得できなかった私の泣き言ですが、個人的にはこの条件って非常に不毛だったと思います。後述もしますが、コレって資格を目標ではなく目的と捉えてしまうので意味あるのかな、と。勿論、その取得の過程に意味があるものならイイんですけど。

取得していることで「一定の知識がある」と認識づけられる

➡どの資格にもいえることですが、その資格がカバーする範囲に関しては知識があると認識づけることができます。ただ、この辺は資格の知名度云々もあるので一概に100%とはいえないところがつらいですが・・・・。

 

他にも色々あるとは思いますが、上記で挙げたのはその一部分でメリットはその場その場で様々です。続いて損すること。

 

前述もした通りで「目標」ではなく「目的」になってしまうこと

➡昇進の条件だったりするのはその最たるところで本当にその資格を取得することに意味があるのかを見誤っているような気がします。各企業の成長カリキュラムの中でその資格取得に意味があればそれは間違っていないのですが、当時在籍していた企業では少なくともそれに意味があったとは思えていないです、未だに。

資格が先行し過ぎて実務が追いついていない場合がある

➡この業界においてはあるあるな話なのですが実務の経験年数以上に高度な資格を取得してしまい重い仕事を課されてしまうことがある気がします。これは賛否両論(むしろ否が多い?)だとは思いますが、各資格には一定の受験資格の条件を決めた方が良いのかなと。

求人の一定の条件になっている場合があるがそれ以外の場合はあまり面接で重要視されていない?

➡専門的なスキルを求める求人では特にこの傾向になりやすいのですが、IPA系の高度資格やCCIE、CISSP等がひとつのバロメーターになることが多いです。ただ、そこから外れて求人で何も記載がない場合は面接でも触れられずスルーされることもあります。

 

結果として、実務を数年踏まえた上でその結果として資格を取得、過程として知識を吸収する際に色々と調べ上げて今後の実務にフィードバックできるとなれば理想なのかなと思います。自分自身も今後のキャリアを考える上で意味のある資格取得をできるよう心がけたいと思います。